一方的な批判・非難ばかりのSNS、いじめについて考える読書ブログ

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ヤフコメのコメント上位に上がる為の攻略法を知ると、「ヤフコメ民」を知るヒントになる

0.はじめに

ヤフーニュースのコメント欄、通称ヤフコメを見てる時、

オーサー(専門家)の次に出てくるコメントって、

数万の「そう思う」がついていたりして、

すごい数の人が見ているのだと感心します。

 

コメントの並び方で、「おすすめ順」または「そう思う順」

で並び替えた時、上位に上がる為にはどうすればいいのでしょうか。

 

その方法を知ることで、

コメントの書き方、ニュースのチェックの仕方が、

どのように行われているかがわかります。

理解することで、ちょっとコメントの見方も変わったり、

コメントを見て、心がざわつくことも減るかもしれません。

 

この記事の目次です。

 

1.紹介する記事

今回は2つのブログを参考にしています。

両方とも詳しくかかれていて、すぐに実行できます。

記事にも書かれていますが、

ヤフコメは登録したその日から上位のコメントを書くことができます。

ツイッターの様にフォロワーの数も必要ではありません。

 

記事には、チート(裏技)が書かれているわけではなく、

理にかなった、というかまともな方法です。

blog.yam5.com

youngergeneration.jp

 

2.内容まとめ

・一番大事なのは、記事がヤフーページに掲載されてから、

 投稿をするまでの「スピード」

 その為には、あまり誤字なども気にしないでよいぐらい。

・ニューストップ画面(ヤフーのトップではなく、ヤフーニュースのトップ画面)

 の上のタグの「速報」を狙う(何分前の記事掲載かも表示される)

・非難、誹謗中傷は書かない(AIがコメント削除を行ってしまう)

・記事を読む年齢層を考える

 両ブログとも、割と若めの30歳前後のあたりは共通する層。

 

が2つの記事で重なる部分です。

文章の内容や、長文がいいか、簡潔な方がいいか、

言葉が丁寧な方がそう思う、いや率直に書いた方が伸びやすいか、

などは、ちょっと意見が分かれているところですが、

確かに、コメントでもどちらでも見られる傾向だと思います。

また、コメントや閲覧数が伸びやすい時間帯などにも触れられています。

 

面白いのは、よりスピーディーにコメントを書き込むために、

似たような記事や、それに対するコメントを読み込んでおく、

というような、下準備も挙げられていていました。

 

両ブログとも、割とヤフコメを楽しんでいる立場で書かれているのが印象的で、

読んでいて疲れませんでした。

 

3.実際にやってみると考えた場合の懸念

一番の障害は、新しいニュースの細めなチェックでしょう。

新ニュースが出て数分以内に一般的なコメントで素早くコメントを書き込む、

そこが、一番の攻略のカギになりそうです。

 

ヤフートップ画面に表示される主要ニュースになると、

30分で1000コメント以上が書き込まれる様で、

スピード勝負が熾烈な様子がうかがえます。

 

気になるのは、「そう思う」をたくさんもらい、上位表示を目指した場合、

コメントを読む人を想定して、一般化されたコメントを書く必要があって、

「ヤフコメ民」を想定して書いている可能性も大いにあり得ます。

思ってもいないことを書いているわけではないと思いますが、

必ずしも数字を稼ぐためのコメントで、

コメント主の本音を書いているわけではない可能性も否定できません。

これには、別の哲学的な考察もあります。

 

4.ヤフコメ民というルサンチマンを「でっち上げる人」

前の記事で、社会的弱者が価値を転換して、

弱者の正しさを創り出す、「ルサンチマン」という感情について取り上げました。

hanasakutarou.hatenablog.com

ここで、紹介させてもらった本の中で、

著者の永井均さんという哲学者は、ニーチェの言葉の中に、

これを示唆する考察を書かれています。

 

「現実の社会ルールの中で、十分強者であるにも関わらず、

 さらにもう一度いわば内的な弱者を自分に装うことによって

 今度は転倒した弱者になるという、二重の勝利を味わう人々なのである」

永井均さん「道徳は復讐である」より引用)

別に、実生活で社会的弱者ではなくても、
ネットの中で、「弱者は強者より正しい」という価値観の転換を起こして

ネットの中での正義感の行使による快感を得ているということになります。

 

ヤフコメのトップコメントを書く人は、

ヤフコメ民からの「そう思う」を想定して、

「ヤフコメ民」を装っている、という考察もあり得る、となります。

さらに、「そう思う」を押す人たちも、

必ずしも、自分と状況が合ってなくても、コメントを書く人と

同じ心の作用で、コメントに「そう思う」の厚みを加えている可能性もあります。

 

ネットのコメントの中で、どうしても違和感を感じてしまう時、

または、本当にこのコメントを書いている人は、日常生活に差支えはないのだろうか、

と思ってしまう時、

「こんな人は社会では適用できないから、引きこもりのニートだろう、

 それに比べれば、自分はそんな人よりは上だな」

と考える構図は存在し、そういう人との接点は見出しにくいので、

別の世界の出来事として考え、片づけてしまったり、卑下して

優越感に浸っている人たちも見受けられます。

頭の中の別の世界で起きてる可能性もあり、

私たちも、時にはそうなってしまっている可能性もあります。

 

柔軟であることは必要ですし、

矛盾や一貫性に苦しんでしまうこともありますが、

自分にどのようなことが起こる可能性があるのかは、

知識を得ることで、冷静に乗り越えていけるといいなと思っています。

 

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