一方的な批判・非難ばかりのSNS、いじめについて考える読書ブログ

少しでも心のモヤモヤが晴れて、心が優しく、強く感じられるように。

ネトウヨとパヨクとは【ネトウヨとパヨク】

0.はじめに

ネットの中では、

特に政治的な話や選挙の話題に対して、

ネトウヨ」「パヨク」という言葉が行き交います。

 

ネトウヨ」は「ネット右翼」の略称で、

それに反して、「ネット左翼」は「パヨク」ということになりますが、

互いに馬鹿にし合って呼び合っている俗称で、

自らが「ネトウヨ」「パヨク」と名乗って、さらにはっきりと政治活動されて

いる方は少ないと思います。

自ら名乗るのは、検索狙いのユーチューバーやブロガーなどが多い印象で、

政治思想をはっきりと伝えている人たちは稀だと感じます。

 

ちなみに、左翼・右翼の違いですが、

左翼(左派)が、リベラル・革新主義、右翼(右派)が、保守・復古主義と言われ、

もともとは、フランス革命時に、

革新的な思想の人たちが議場で、議長から見て左側に、

保守的な思想の人たちが右側に座ったところから名前がついたと言われています。

 

では、右翼と「ネトウヨ」、左翼と「パヨク」の違いって、

ネットだけなのかというと、他にも違いがあると言われ、

その傾向は、いわゆるネット民に共通する特徴でもあるといいます。

今回は、それについてかかれている記事と書籍の紹介をしたいと思います。

 

今回の目次です。

 

1.紹介する記事

www.dailyshincho.jp

新潮の記事ですが、この後に紹介する著書の著者へのインタビューを行っている、

ちょっと、宣伝感もある内容ではありますが、

著書への導入として、興味深い記事だと思います。

 

記事の簡単な要約としては

ネトウヨとパヨク、リベラルと保守を分けるポイントは、

「議論のルールを守ったうえで、互いの意見を対話、議論できるか」

・ただ、自分を正しいと思い込み、考えが合わない人を排除する行動は、

ネット民、ネットの時代に限ったことではない。

 

具体的な事例なども交えて話が進められていて、十分参考になると思います。

 

2.紹介する書籍

ネトウヨとパヨク(新潮新書

著者:物江 潤さん

物江さんはプロフィール上は「著述家」とされています。

福島で塾経営のかたわら執筆活動をされているそうですが、

意見の切り口が面白く、解決策などにも触れられているので、

一方的な情報垂れ流しではなく、読んだ達成感が感じられる本でした。

 

3.本の内容まとめ

ネトウヨ、パヨクとはどのような人たちか

・具体的なネトウヨ、パヨクの主張

ネトウヨ、パヨクの議論、主張の手法

ネトウヨ、パヨクのエネルギー

・子どもへの影響

・行きつく先と、どうやったら解決に向かうか

比較的若く、塾など子どもにも接している著者なので、

将来や解決に向けての視点が書かれている点が

読み終わった後に、達成感は感じられます。

 

ただ、右翼思想、左翼思想を詳しく深掘りしているわけではなく、

総じてネット民の考え方について書かれている本なので、

政治思想や行動についての検証などについては、

別記事で紹介している、

ネトウヨレイシズム

で紹介させていただいている著書の方がネトウヨに特化しますが、

しっかり書かれていると思います。

 

4.記事・著書を通して感じること、おすすめポイント

この著書を通して感じるのは、紹介されているネトウヨやパヨクは、

ネットを通して顕在化しているだけで、

必ずしもネット民でない人も、政治思想の無い人でも、

同じような傾向の人たちは一定数存在し、

その人たちを見分ける助けになることが理解できます。

 

残念ながら、議論のできない人と対話をするのは、

著書内にありますが、簡単なことではないと理解できます。

早く見分けて、捕まってしまわないようにしたり、

どうしても対話が避けられない時の視点や傾向などを知っているだけでも、

大きな意味があると思います。

 

実際には、リアル世界の右翼、左翼でも議論ができず、

一方的に過激な行動や、排除行動を行う人たちもいるので、

一つの参考意見としての著書とするのが適切でしょう。

もちろんお互い、論客といわれる方々もいらっしゃいます。

 

関連記事

hanasakutarou.hatenablog.com

hanasakutarou.hatenablog.com

hanasakutarou.hatenablog.com